ファイルをバイナリ形式で表示する (C#/VB Winow Form編)

メニューの追加

メインフレームに追加したメニューバーの各メニュー項目に対するイベント処理を追加します。

イベント処理を追加するメニュー項目は以下のとおりです。

  • 「ファイル」→「アプリケーションの終了」。

  • 「ヘルプ」→「バージョン情報」。

メニューコマンド:「アプリケーションの終了」

「アプリケーションの終了」メニューを選択したときのメニューイベント処理を追加します。

MainForm.scのデザイン画面から「アプリケーションの終了」を選んで、「プロパティ」-「アクション」の「Click」にイベント処理を行うメソッド名「MenuExit_Click」を入力します。


C# ソースコード [MainForm.cs]


//! -----------------------------------------------------------------------
/// <summary>
/// メニューイベント : 「アプリケーションの終了」.
/// </summary>
/// <param name="sender">
/// イベントを発生させたオブジェクト.
/// </param>
/// <param name="e">
/// イベント・パラメータ.
/// </param>
private void MenuExit_Click( object sender, EventArgs e )
{
    //! メインフレームをClose()するとアプリケーションが終了する.
    this.Close();
}
	

VB ソースコード [MainForm.vb]


'' -----------------------------------------------------------------------
''' <summary>
''' メニューイベント : 「アプリケーションの終了」.
''' </summary>
''' <param name="sender">
''' イベントを発生させたオブジェクト.
''' </param>
''' <param name="e">
''' イベント・パラメータ.
''' </param>
Private Sub MenuExit_Click( sender As Object, e As EventArgs ) Handles アプリケーションの終了XToolStripMenuItem.Click

	' メインフレームをClose()するとアプリケーションが終了する.
	Me.Close()

End Sub
	

メインフレームのウインドウをクローズすると、アプリケーションが終了します。

メニューコマンド:「バージョン情報」

「バージョン情報」メニューを選択したときのメニューイベント処理を追加します。

MainForm.scのデザイン画面から「バージョン情報」を選んで、「プロパティ」-「アクション」の「Click」にイベント処理を行うメソッド名「MenuAbout_Click」を入力します。


C# ソースコード [MainForm.cs]


// -----------------------------------------------------------------------
/// <summary>
/// メニューイベント : 「バージョン情報」.
/// </summary>
/// <param name="sender">
/// イベントを発生させたオブジェクト.
/// </param>
/// <param name="e">
/// イベント・パラメータ.
/// </param>
private void MenuAbout_Click( object sender, EventArgs e )
{
    //! バージョン情報ダイアログを生成する.
    AboutDialog f = new AboutDialog();

    //! バージョン情報ダイアログを表示する.
    f.ShowDialog( this );

    //! バージョン情報ダイアログを破棄する.
    f.Dispose();
}
	

VB ソースコード [MainForm.vb]


'' -----------------------------------------------------------------------
''' <summary>
''' メニューイベント : 「バージョン情報」.
''' </summary>
''' <param name="sender">
''' イベントを発生させたオブジェクト.
''' </param>
''' <param name="e">
''' イベント・パラメータ.
''' </param>
Private Sub MenuAbout_Click( sender As Object, e As EventArgs ) Handles バージョン情報AToolStripMenuItem.Click

    ' バージョン情報ダイアログを生成する.
    Dim f As New AboutDialog()

    ' バージョン情報ダイアログを表示する.
    f.ShowDialog( Me )

    ' バージョン情報ダイアログを破棄する.
    f.Dispose()

End Sub
	

バージョン情報ダイアログを表示します。

ダイアログはモーダル・ダイアログですので、バージョン情報ダイアログが閉じされるまで、ここには制御が戻りません。

ダイアログを閉じたところでダイアログのDispose()を呼び出して、ダイアログの後始末をします。

バージョン情報ダイアログ

バージョン情報ダイアログを作成します。

ソリューションエクスプローラで右クリックをし、「追加」-「Windowフォーム」を選択します。


「Windowフォーム」を選択し、名前を「AboutDialog.cs」(VBの場合は「AboutDialog.vb」)として「追加」ボタンを押します。


このようなバージョン情報ダイアログのデザイン画面が表示されます。


「ツールボックス」を押して「Label」をデザイン画面のダイアログにドラッグ&ドロップします。


「Label」のプロパティの「Text」を編集して、バージョン情報を入力します。


「ツールボックス」を押して「Botton」をデザイン画面のダイアログにドラッグ&ドロップします。


「Label」のプロパティの「Text」を編集して、「OK」ボタンにします。


「Label」のプロパティの「Text」にウインドウのタイトルを入力して、各部品の配置を整えるとバージョン情報ダイアログの完成です。


C# ソースコード [AboutDialog.cs]


// -----------------------------------------------------------------------
/// <summary>
/// 「OK」ボタンを押下したときのイベント処理.
/// </summary>
/// <param name="sender">
/// イベントを発生させたオブジェクト.
/// </param>
/// <param name="e">
/// イベント・パラメータ.
/// </param>
private void okButton_Click( object sender, EventArgs e )
{
    //! ダイアログを閉じる.
    this.Close();
}
	

VB ソースコード [AboutDialog.vb]


'' -----------------------------------------------------------------------
''' <summary>
''' 「OK」ボタンを押下したときのイベント処理.
''' </summary>
''' <param name="sender">
''' イベントを発生させたオブジェクト.
''' </param>
''' <param name="e">
''' イベント・パラメータ.
''' </param>
Private Sub okButton_Click( sender As Object, e As EventArgs ) Handles Button1.Click

	' ダイアログを閉じる.
	Me.Close()

End Sub
	

「OK」ボタンを押したときに、自分自身をクローズしてバージョン情報ダイアログを閉じます。
(バージョン情報の表示だけなので特に処理は行いません。)



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