Windows版 iTRONサービスコールの作成 (時間管理機能)
(その1)
組み込みソフトウェアで利用されているOS「iTRON」のサービスコールをWindows上で動作させるためのライブラリです。
時間管理機能の『システム時刻の設定・参照』、『周期起動ハンドラ』および『アラーム・ハンドラ』の実装を説明します。
・Ver3.0の時間管理機能で提供されるサービスコールは以下のとおりです。
サービスコール名 | 説明 |
---|---|
set_tim | システム時刻を設定します。 |
get_tim | システム時刻を参照します。 |
def_cyc | 周期起動ハンドラを登録します。 |
act_cyc | 周期起動ハンドラの有効・無効を設定します。 |
ref_cyc | 周期起動ハンドラの状態を参照します。 |
def_alm | アラーム・ハンドラを登録します。 |
ref_alm | アラーム・ハンドラの状態を参照します。 |
・Ver4.0の時間管理機能で提供されるサービスコールは以下のとおりです。
サービスコール名 | 説明 |
---|---|
set_tim | システム時刻を設定します。 |
get_tim | システム時刻を参照します。 |
isig_tim | タイムティックを供給します。(本ライブラリではサポートしません。) |
cre_cyc / acre_cyc | 周期起動ハンドラを生成します。 |
del_cyc | 周期起動ハンドラを削除します。 |
sta_cyc | 周期起動ハンドラの動作を開始します。 |
stp_cyc | 周期起動ハンドラの動作を停止します。 |
ref_cyc | 周期起動ハンドラの状態を参照します。 |
cre_alm / acre_alm | アラーム・ハンドラを生成します。 |
del_alm | アラーム・ハンドラを削除します。 |
sta_alm | アラーム・ハンドラの動作を開始します。 |
stp_alm | アラーム・ハンドラの動作を停止します。 |
ref_alm | アラーム・ハンドラの状態を参照します。 |