ファイルをバイナリ形式で表示する (Java+Swing編)

メニューの追加

メインフレームに追加したメニューバーの各メニュー項目に対するイベント処理を追加します。

イベント処理を追加するメニュー項目は以下のとおりです。

  • 「ファイル」→「アプリケーションの終了」。

  • 「ヘルプ」→「バージョン情報」。

メニューコマンド:「アプリケーションの終了」

JavaSwing001.java


/* ----------------------------------------------------------------------- */
/**
 *  メニューイベント : 「アプリケーションの終了」.
 *
 */
private void menuAppExit( ActionEvent e ) {

    //! ウインドウをクローズする.
    setVisible( false );
    dispose();

    //! アプリケーションを終了する.
    System.exit( 0 );
}
	

メニューの「アプリケーションの終了」が選択されたときの処理を実行します。

メインフレームのウインドウを非表示にして(setVisible)、ウインドウをクローズ(dispose)します。

System.exit()を呼び出して、アプリケーションを終了します。

メニューコマンド:「バージョン情報」

JavaSwing001.java


/* ----------------------------------------------------------------------- */
/**
 *  メニューイベント : 「バージョン情報」.
 *
 */
private void menuAppAbout( ActionEvent e ) {

    //! バージョン情報ダイアログを生成する.
    AboutDialog dlg = new AboutDialog( this, true );

    //! バージョン情報ダイアログを表示する.
    dlg.setVisible( true );
}
	

メニューの「バージョン情報」が選択されたときの処理を実行します。

バージョン情報ダイアログを表示します。

ダイアログはモーダル・ダイアログですので、バージョン情報ダイアログが閉じされるまで、ここには制御が戻りません。

バージョン情報ダイアログ

AboutDialog.java


/* ----------------------------------------------------------------------- */
/**
 *  コンストラクタ.
 *
 *  @param  owner   ダイアログの所有者(親ウインドウ).
 *  @param  modal   true = モーダル・ダイアログ.
 */
AboutDialog( JFrame owner, boolean modal ) {

    super( owner, modal );

    //!「閉じる」ボタンにイベントを登録する.
    setDefaultCloseOperation( WindowConstants.DISPOSE_ON_CLOSE );

    //! ダイアログのサイズを設定する.
    setSize( 300, 200 );

    //! ダイアログのタイトルをセットする.
    setTitle( "バージョン情報 JavaSwing001" );

    //! レイアウト・マネージャーは使わない.
    Container contentPane = getContentPane();
    contentPane.setLayout( null );

    //! バージョンをダイアログに配置する.
    JLabel label1 = new JLabel( "JavaFX001, Version 1.0" );
    label1.setBounds( 16, 16, 200, 16 );
    contentPane.add( label1 );

    //! 著作権表記をダイアログに配置する.
    JLabel label2 = new JLabel( "Copyright (C) 2018 金澤ソフト設計" );
    label2.setBounds( 16, 32, 200, 16 );
    contentPane.add( label2 );

    //! OKボタンをダイアログに配置する.
    JButton btn = new JButton( "OK" );
    btn.addActionListener( this );
    btn.setBounds( 110, 120, 60, 30 );
    contentPane.add( btn );

    //! ダイアログの表示位置を画面の中央にする.
    setLocation( (Toolkit.getDefaultToolkit().getScreenSize().width)  / 2 - getWidth()  / 2,
                 (Toolkit.getDefaultToolkit().getScreenSize().height) / 2 - getHeight() / 2);

    //! ダイアログのサイズ変更が出来ないようにする.
    setResizable( false );
}
	

バージョン情報ダイアログを生成します。

バージョン情報ダイアログを以下の手順で生成します。

  1. 閉じる」ボタンにイベントを登録します。

  2. ダイアログのウインドウ・サイズを設定します。

  3. 次にダイアログに表示する部品を配置します。

    ダイアログのタイトルをセットします。

    バージョンをダイアログに配置します。

    著作権表記をダイアログに配置します。

    OKボタンをダイアログに配置します。

    レイアウト・マネージャーは使いません。

  4. ダイアログの表示位置を画面の中央になるようにします。

  5. ダイアログのサイズ変更が出来ないようにしておきます。

AboutDialog.java


/* ----------------------------------------------------------------------- */
/**
 *  OKボタンを押下したときのイベント処理.
 *
 *  @param  e       イベント・パラメータ.
 */
public void actionPerformed( ActionEvent e ) {

    //! ダイアログを閉じる.
    this.dispose();
}
	

バージョン情報ダイアログのリソースを解放して、ダイアログのウインドウを閉じます。



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